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2020年3月5日

インクジェット着物

 先日、インクジェットプリンター・染色の基礎知識と題した講習会に参加してきました。

インクジェット捺染とは、インクジェット方式で微小な液滴を吐出し、ドットでデザインを表現する捺染のことで、皆さんが家庭で使われている紙用のインクジェットプリンターを着物の染色へ転用したものです。

江戸時代から始まった友禅染めですが、技法としては手描き友禅と呼ばれ、模様の輪郭を筒糊で糸目状に糊置き手描き彩色するため生産性を欠いていましたが、明治期に外国から化学染料が取り入れられ、型友禅の技法が生まれたことで量産が可能になり、一気に普及することになりました。その後ローラー捺染(機械捺染)絵柄の型の彫られたローラーに色糊をのせ、回しながら生地に先着させる方法により小紋柄なども量産されるようになりました。

簡単に技法の流れを述べましたが、新たな技法としてインクジェット捺染が生まれたわけです。下の画像が工程になります。

ここから、私の「染色補正」と言う仕事の話しに関わることとして、今までは染色された着物の難物(染め難と言われる色飛び・色がにじんだり・はみ出たり)を色抜きし色を挿して直していた事が、同じように出来るのかということです。

インクジェット着物の場合、今までとは染料が異なるため 色ヤケや色移りには強いのはよいのですが、現状は染め替えはできなくなっています。そしてインクジェット着物の工程で発生した染め難を、いかに直すかが肝心な課題なわけですが、色抜きは可能だが残りやすい色があったり、染料の特性により複色の可能性が高く、これからインクジェット着物が増えてくる中で、検討を続けることが重要になります。

 

インクジェット捺染の拡大画像

ドットの様子が解りますか。

 

 

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