【マジック】とは油性マーカーのことで、マーカーには前者とは別に、水性があるのはご存知だと思います。
そして各々に、染料インク・顔料インクがあります。性質として染料は、色が鮮やかで色のバリエーションが豊富で水にとける。顔料は、耐水性に優れ速乾性もあり、裏移りしにくく水にとけないと言った感じでしょうか。
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さて上の画像は、コーデュロイの綿のスカートに赤のマジックが付いたと持ち込まれたものです。
まず石油系の溶剤でできるだけ溶解させていきます。そして残った色素を処置するのですが、今回は溶剤だけで落とすことができました。
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色素が残った場合は水を使用するので、コーデュロイの起毛をへたらせ無いようにすることがポイントになるため、落とし辛いときは慎重になります。
上記で説明した顔料インクは鉱物などの天然物から作られているのですが、なかでもカーボン(炭素)は完全に落とすのが困難なため、カーボンインク製品にはご注意下さい。